お菓子・甘味類

はちみつの賞味期限&未開封・開封後の保存方法【常温・冷蔵庫どっちがベスト?】

はちみつ 保存方法

ホットケーキやヨーグルトにかけたり、お菓子の材料として使ったりすることの多いはちみつ。

値段は他の調味料と比べると少し高めですが、独特の甘さや風味は何物にも代えがたいので、必ず常備しているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、塩や醤油といった他の調味料と比べると使用頻度は低くなりがちで、使いきれないまま賞味期限を迎えてしまうこともあると思います。

値段も高めなので、賞味期限が切れたからといって処分するのも惜しい気がしますよね。

そもそも、はちみつは賞味期限が切れたらすぐに食べられなくなってしまうものなのでしょうか。

この記事では、はちみつの賞味期限や未開封・開封後の保存方法について解説します。

はちみつの賞味期限

最初に、はちみつの賞味期限について説明します。

未開封

未開封のはちみつは、商品に記載されている賞味期限を守れば問題なく食べることができます。

賞味期限は商品によっても大きく異なりますが、大体1~3年の範囲で賞味期限が設定されていることが多いようです。

特に、甘いものが苦手な方や一人暮らしの方など、上記の範囲内で食べきることが難しい方については、ミニサイズのはちみつを購入するか、使い切り用のスティックタイプのはちみつを購入して、誰かと分け合うのもおすすめです。

開封後

開封後のはちみつの賞味期限は約1年と考えておけば安心です。

なかには2~3年ほど持つという声もあるので、その都度はちみつの様子を見つつ、食べられるか判断しても良いでしょう。

はちみつの賞味期限切れはいつまで食べられる?

はちみつの賞味期限が切れてしまった場合、いつまで食べられるかについては厳密に言い切ることができません。

基本的には賞味期限の範囲内で食べるのが大前提ですが、もともと、はちみつ自体は腐らない食材と言われているので、正しい方法で保存されたはちみつに関しては期限なく食べることができると考えられます。

古くなったはちみつは色が濃く(黒く)なるので少々不安になりますが、傷んでいるわけではないので食べることが可能です。

しかし風味は劣化しているので、ヨーグルトなどにかけて食べる方法ではなく、砂糖の代わりに煮物などに使って食べる方法をおすすめします。

はちみつのカロリーは砂糖のカロリーの3分の2程度なので、砂糖の代用として使うとダイエットの一環にもなるでしょう。

興味がある方はぜひ試してみてくださいね。

はちみつ自体は腐ることはありませんが、不純物が混入している場合や保存方法が悪い場合などは発酵してしまうこともあるので、そういう疑いがあるのであれば食べないようにしましょう。

はちみつの保存方法

つづいて、はちみつの保存方法について説明します。

未開封

未開封のはちみつは直射日光を避け、暗所で湿度の低い常温下で保存します。

温度が15℃前後の場合ははちみつが最も結晶化してしまいやすいので、これは少し難しいですが、できればそういった温度にならないよう気にかけて保存すると尚良いでしょう。

はちみつが白っぽくなり、固まって結晶ができた場合(カビのような見た目になることもあります)は、フタを開けたはちみつを容器ごと40~50℃程度のお湯で湯煎すると元に戻ります。

60℃以上の湯煎にかけるとはちみつの風味や栄養が劣化してしまうので気を付けましょう。

はちみつによっても結晶が溶ける温度や時間が違うので、清潔なスプーンなどで結晶の塊を崩しながら焦らずゆっくりと時間をかけて湯煎していきます。

小さい結晶をそのままにしておくとまたすぐに結晶化してしまう原因になるので、できれば小さい結晶も根気強く溶かしておくのがポイントです。

結晶によってはちみつが劣化するわけではなく、結晶も食べることができるので、結晶ができても構わない場合は気にしなくて構いません。

はちみつがプラスチック製の容器に入っている場合は清潔なビンなどに移してから湯煎すると確実です。

開封後

開封後のはちみつは、フタをしっかりと閉めた状態で、直射日光を避け、暗所で湿度の低い常温下に保存します。

フタをしっかりと閉めるのは異物が入らないようにするほか、湿気を吸収しないようにするためです。

はちみつは吸湿性があるので、開封後の保存はフタをきちんと閉めるのが重要なポイントとなります。

それに加えて、未開封のはちみつと同じく結晶化してしまうことを避けたい場合は、15℃前後にならないよう気にかけて保存することも大切です。

また、保存容器は購入したはちみつの保存容器のままで構いませんが、保存容器がプラスチック製の場合は匂い移りしてしまうこともあります。

そのため、より気を配ってはちみつを保存したい場合は、ビンなどのガラス製容器で保存すると良いでしょう。

遮光性のことまで考えると一番いいのは陶器の保存容器ですが、調達のしやすさや、汎用性の高さで言うとガラスの保存容器がおすすめです。

冷蔵庫での保存は避ける

以上の通り、未開封のはちみつも開封済みのはちみつも常温で保存し、冷蔵庫での保存はしません。

特に夏場などは心配になることもあるかもしれませんが、冷蔵庫での保存は結晶化してしまう原因になるので避けるのが基本です。

常温保存ではちみつが傷んでしまうことはないので安心してくださいね。

はちみつの保存方法まとめ

はちみつの賞味期限や保存方法に関しては、

要点まとめ
  • 未開封のはちみつの賞味期限は約1~3年のものが多い
  • 開封後のはちみつの賞味期限は約1年と考えておくと安心
  • 賞味期限が切れたはちみつは煮物などに利用して早めに使い切るのがおすすめ
  • 未開封のはちみつは直射日光を避け、暗所で湿度の低い常温下で保存
  • 開封後のはちみつはフタをしっかりと閉めた状態で未開封のはちみつと同じ場所で保存

以上が大まかなポイントです。

これらの方法ではちみつを保存して、最後までおいしく食べ切っていただければ幸いです。

その際、くれぐれも冷蔵保存をしないよう気をつけてくださいね。