野菜・根菜

【パセリの賞味期限・保存方法まとめ】冷凍保存はできる?

パセリ 保存方法

その鮮やかな緑と可愛らしいフォルムから、料理の彩り、添え物として大活躍なパセリ。

彩りだけではなく、リゾットや揚げ物の衣、お浸しなどの料理にしても美味しく食べられるので、様々な方面から食事シーンを盛り上げてくれる万能な食材です。

しかし、パセリを大量に購入した場合などは、使うに使いきれず、余らせてしまうこともありますよね。

そこでこの記事では、パセリの賞味期限や保存方法、冷凍保存について説明します。

パセリの賞味期限

パセリには、彩り、香り付けとしてスープやグラタンなどに振りかけられていることの多い乾燥パセリと、添え物や料理の具材として使われることの多い生パセリがあります。

以下では、その2つに分けて賞味期限を説明します。

乾燥パセリ

市販の乾燥パセリの賞味期限は、約2年です。

商品によっては賞味期限が2年未満のものや、2年以上のものもあるので、詳しくは商品に記載されている賞味期限を確認してください。

また、手作りの乾燥パセリの賞味期限は、約1ヵ月~1年です。

製造方法や保存状態によっては、上記の範囲内であってもパセリが腐ってしまうこともあります。

パセリが茶色く変色している場合や、カビが生えている場合は食べないようにしましょう。

生パセリ

生パセリの賞味期限は、冷蔵庫での保存で約2週間です。

乾燥パセリよりも格段に賞味期限が短いので注意しましょう。

また、たとえ2週間以内であっても、パセリが変色している場合や、水分が出て葉や茎が溶けているような場合、カビが生えている場合は、勿体無いですが食べないようにしてください。

パセリの保存方法

つづいて、パセリの保存方法について説明します。

乾燥パセリと生パセリでは保存方法が異なる部分もあるので、以下についてもこの2種類に分けて説明していきます。

乾燥パセリ

市販の乾燥パセリは、高温多湿でない常温下で保存します。

乾燥パセリは湿気を嫌うので、しっかりと密閉した状態で保存するのも大切です。

商品に記載されている保存方法が上記と同じでない場合は、商品に記載されている通りに保存してください。

また、手作りの乾燥パセリは、乾燥剤を入れた清潔な瓶に乾燥パセリを入れ、しっかりと密閉して冷蔵庫で保存します。

高温多湿を避けた常温下でも保存はできますが、賞味期限が短くなってしまうので、長期的に食べたいという方は冷蔵庫で保存するようにしましょう。

生パセリ

生パセリを保存する際は、

(1)水を入れたコップにパセリの茎部分を下にした状態で入れる
水の量はパセリの茎がある程度浸かるくらいまで

(2)ポリ袋を逆さまにしてパセリの葉部分を覆い、輪ゴムでコップとポリ袋の口をとめる
ポリ袋とコップで気球のような形を作ることをイメージすると分かりやすいかと思います。

以上の手順で処理をして、冷蔵庫の野菜室で保存してください。

水は、2~3日に1度交換し、それと同時に茎も少し切ると長持ちしやすくなります。

また、野菜室に高さがない場合は冷蔵室での保存でも構いません。

上記の処理をするのは面倒だという場合は、少し賞味期限が短くなってしまいますが、水で湿らせた新聞でパセリを包んで保存する方法もありますので、自分に合った保存方法を選んでくださいね。

さらにパセリを長期保存したい場合は、乾燥パセリにするのもおすすめです。

乾燥パセリは意外と手軽に作ることができるほか、生パセリよりも香りが柔らかくなって食べやすくなるので、ぜひ試していただきたい保存方法です。

乾燥パセリの作り方
  1. パセリを水で洗い、しっかりと水気をきったら、ハサミで葉の部分だけ切り取る
  2. クッキングシートにパセリの葉の部分を乗せ、600wの電子レンジで3分ほど加熱する
  3. パセリから水分が抜けてドライ状態になったら、手で崩して細かくする

まだ水分が抜けていないパセリがある場合は、それらだけをさらに30秒ほど加熱してドライ状態にする

パセリは冷凍保存できる?

意外かもしれませんが、パセリは冷凍保存が可能な食材です。

解凍後は食感が著しく落ちてしまうので、そのまま食べることはあまりおすすめできませんが、加熱調理をすると食感も気にならずに食べることができます。

パセリの冷凍保存の方法

乾燥パセリを冷凍する場合は、そのままジッパー付き保存袋に入れて冷凍しましょう。

また、生パセリを冷凍する場合は、よく洗ってしっかりと水分を取ったパセリを葉と茎部分に分け、ジッパー付き保存袋に平たくなるように入れて冷凍します。

このとき、水分をしっかりと取っておくことが大切です。

事前にどのような料理に使うか考えた上で冷凍するという方は、パセリを料理に合ったサイズにカットしてから保存するとより便利でしょう。

冷凍パセリをみじん切りのようなサイズに細かくカットしたいという場合は、凍ったパセリをジッパー付き保存袋に入れたまま揉むと、細かいみじん切りパセリができます。

冷凍保存の期間

パセリの冷凍保存の期間は、約1ヵ月です。

それ以上経っても食べることはできますが、風味が落ちてくるので、できるだけ早めに食べることをおすすめします。

解凍方法

冷凍パセリは、解凍せずに凍ったまま調理に使ってください。

解凍してしまうと食感が悪くなるので注意しましょう。

パセリの保存方法まとめ

パセリの賞味期限や保存方法、冷凍保存に関しては、

要点まとめ
  • 乾燥パセリの賞味期限は約数ヵ月~2年、生パセリの賞味期限は約2週間
  • 乾燥パセリは高温多湿を避けた常温で保存
  • 生パセリは水を入れたコップにパセリを入れ、逆さまにしたポリ袋を被せて輪ゴムで縛り、冷蔵庫の野菜室で保存
  • 乾燥パセリを冷凍保存する場合は、そのままジッパー付き保存袋に入れて冷凍
  • 生パセリを冷凍保存する場合は、よく洗ったパセリの水気をしっかりと取り、葉と茎に分けてジッパー付き保存袋に入れて冷凍

以上が大まかなポイントです。

パセリは大量消費しづらく、食べきれないまま捨てられてしまうことの多い食材ですから、以上の方法で上手に保存して、最後までおいしく食べきっていただければと思います。