さつまいもの賞味期限・ベストな保存方法は？冷凍保存はできる？

肌寒くなると、ふいに食べたくなるさつまいも。

心も体もほっこりするさつまいものポタージュや、家庭でも簡単に作ることのできる焼き芋、文化祭でもよく販売されている大学芋など、さつまいもはそのおいしさだけでなく、秋や冬をより楽しませてくれる食材です。

この記事では、そんなさつまいもの賞味期限や保存方法、冷凍保存について説明します。

さつまいもの賞味期限・消費期限

最初に、さつまいもの賞味期限について、さつまいもの状態別に場合分けをして説明します。

1本丸ごとのさつまいも

1本丸ごとのさつまいもの賞味期限は、約3ヵ月です。

上手く保存できれば半年ほど持つこともありますが、基本的には3ヵ月程度が賞味期限だとされているので、その程度で食べきるようにすれば安心です。

洗わずに半分にカットしたさつまいも

保存したいさつまいもは、水洗いせずに切ることが重要なポイントです。

このような方法で、半分にカットしていて、かつ水洗いをしていないさつまいもの賞味期限は約3日～1週間です。

洗ってカットしたさつまいも

さつまいもを1度水洗いしてしまったけれど、今回は使わずに保存したいというようなときもありますよね。

カットして洗ったさつまいもの賞味期限は約1～2日です。

かなり賞味期限が短いので、早めに食べきるようにしましょう。

さつまいもの保存方法

では、さつまいもの保存方法について、さつまいもの状態別に場合分けをして説明します。

1本丸ごとのさつまいも

1本丸ごとのさつまいもは、土を落としてから新聞紙に包み、段ボールや紙袋に入れて風通しの良い冷暗所で保存してください。

1本丸ごとのさつまいも（夏）

さつまいもの保存温度は10～15℃前後といわれているので、夏は上記のような常温保存が難しい場合もあります。

そういった場合は、同じく土を落としてから新聞紙に包み、冷蔵庫の野菜室で保存するのも1つの方法です。

1本丸ごとのさつまいも（冬）

冬はさつまいもの保存温度よりも室温が下回ってしまう可能性があります。

そういった場合は、段ボールや紙袋の底とさつまいもの上に、さらに新聞紙を乗せて保温した状態で保存するようにしてください。

洗わずに半分にカットしたさつまいも

洗わずに半分カットしたさつまいもは、切り口のみをラップに包み、さらに全体を新聞紙で包んで、風通しの良い冷暗所で保存します。

全体をラップに包んでしまいがちですが、通気性の良い状態で保存することが大切なので、必ず切り口のみをラップに包むようにしてください。

洗ってカットしたさつまいも

洗ってカットしたさつまいもは、タッパーなどの密閉容器に入れ、さつまいも全体を水に浸けてフタをし、冷蔵庫で保存します。

その際の水は、毎日変えるようにしてください。

さつまいもは冷凍保存できる？

生のさつまいも

さつまいもは、生のまま冷凍保存することはおすすめできません。

決して保存できなくはないですが、食感が悪くなりがちなので、おいしく冷凍保存したい場合には避けましょう。

加熱調理をしたさつまいも

一方で、茹でたり、茹でてマッシュにしたり、甘露煮にしたりなど、加熱調理をしたさつまいもは冷凍保存ができます。

その場合は、加熱調理したさつまいもを1度に使う分だけ小分けにしてジッパー付き保存袋に入れて冷凍してください。

特に焼き芋を冷凍したい場合には、1つずつラップに包んでからさらにジッパー付き保存袋に入れて冷凍するとおいしいまま保存することができます。

冷凍保存の期間

冷凍保存の期間は約1ヵ月です。

冷凍焼けなどを防ぎたいのであれば、1ヵ月と言わず早めに食べきるようにしてください。

解凍方法

解凍する際は、冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。

もうすでに加熱調理を済ませてあるので、電子レンジでの解凍は余計に熱が通ってしまう可能性もあり、あまりおすすめできません。

しかし急いで解凍したいという方は、少しずつ様子を見て電子レンジで解凍するのでも構いません。

さつまいものベストな保存方法は？

さつまいものベストな保存方法は、さつまいもの状態によって異なりますが、基本的には、新聞紙に包み、風通しの良い冷暗所で保存するのがおすすめの保存方法だといえます。

また、加熱調理をしたさつまいもを長期間保存したいのであれば、冷凍保存がベストな保存方法です。

さつまいもの保存方法まとめ

さつまいもの賞味期限や保存方法、冷凍保存に関しては、

以上が大まかなポイントです。

さつまいもは上手に保存すれば長期保存のできる食材なので、この記事を読んでおいしく最後まで食べきってくだされば幸いです。