干し柿の賞味期限・ベストな保存方法は？冷凍保存はできる？

高血圧予防やむくみ防止など、おいしいという以外にもこういった素晴らしい効果を持っている干し柿。

今ではそこまで身近な食べ物ではないかもしれませんが、近所の方の手作りやちょっとした贈り物などで、干し柿を貰うこともありますよね。

すでに乾燥しているので、いつまで食べられるのか判断がつきにくい干し柿ですが、皆さんは干し柿の賞味期限を知っていますか？

この記事では干し柿の賞味期限や保存方法、冷凍保存について説明します。

干し柿の賞味期限・消費期限は？

最初に、干し柿の賞味期限について、一般的な干し柿であるころ柿（枯露柿ともいいます）と内部に水分を含み、表面に白い粉のついていないあんぽ柿の場合に分けて説明します。

ころ柿

ころ柿の賞味期限は約2日～1ヵ月です。

商品によっては40日以上日持ちするものもありますが、ころ柿全般的には約1ヵ月を目途に考えておくと良いでしょう。

賞味期限に幅があるのは、保存方法によって賞味期限が大きく異なるためです。

詳しくは次の干し柿の保存方法の項目で説明します。

あんぽ柿

あんぽ柿の賞味期限は約1ヵ月です。

水分量の多い干し柿なので、早く傷んでしまいそうにも思いますが、意外と長持ちします。

干し柿の保存方法は常温・冷蔵どちらも可能

次に、干し柿の保存方法についてころ柿とあんぽ柿の場合に分けて説明します。

ころ柿

ころ柿は常温での保存が可能です。

常温で保存する際には、1つずつ新聞紙かキッチンペーパーで包むか、あるいはまとめて紙袋に入れて、風通しも良く直射日光も当たらない冷暗所で保存します。

常温で保存する際の賞味期限は約2～3日です。

思ったよりも賞味期限が短いので注意してください。

賞味期限は短いですが、常温で保存するととろけた食感の干し柿を味わうことができるという点にメリットがあります。

また、ころ柿は冷蔵庫で保存することもできます。

冷蔵庫で保存する際には、1つずつキッチンペーパーか新聞紙に包むか、あるいはまとめて紙袋に入れ、さらにジッパー付き保存袋やビニール袋に入れて保存します。

冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は1週間～1ヵ月ほどとなります。

3日以内に食べきれなそうであれば、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

あんぽ柿

あんぽ柿はころ柿と違って水分が多い干し柿なので、常温で保存することはできません。

したがって、冷蔵庫で保存をしてください。

保存する際は、ころ柿と同様に1つずつキッチンペーパーか新聞紙に包むか、あるいはまとめて紙袋に入れ、さらにジッパー付き保存袋やビニール袋に入れて保存します。

匂いの強いものが冷蔵庫に入っているのであれば、袋を2重にして保存してください。

干し柿は冷凍保存できる？

干し柿は、ころ柿とあんぽ柿ともに冷凍保存が可能です。

干し柿の冷凍保存方法

冷凍保存する際は1つずつラップでぴったりと包み、さらにジッパー付き保存袋などに入れて保存します。

何度も言いますが、干し柿は匂い移りのしやすい食品なので、匂いの強い食品が冷凍庫に入っている場合や、冷凍庫の匂いが付くのを防止したい場合には袋を2重にして保存すると安心です。

干し柿の解凍方法

干し柿を解凍する際は、冷蔵庫に移して自然解凍するか、電子レンジで解凍します。

完全に解凍していない半解凍の干し柿は、シャーベットのような口当たりになるのでこちらもおすすめです。

干し柿の冷凍可能期間

冷凍した干し柿は、半年～1年ほど持ちます。

かなり長い間保存することができるので、ちょっとずつ食べたいというような場合には迷わず冷凍しましょう。

干し柿のベストな保存方法は？

多少賞味期限は短くとも1番おいしい状態で食べたいのであれば、常温で保存するのがおすすめです。

1週間～1ヵ月以内に食べる予定で、何か一手間かけることなくすぐに食べたいのであれば、冷蔵庫で保存するのが良いでしょう。

長期間保存したいのであれば、冷凍保存が適しています。

以上のように、状況によってベストな保存方法が違うので、自分の場合はどれに当てはまるのかを考えて保存方法を選ぶようにしてください。

干し柿の保存方法まとめ

干し柿の賞味期限や保存方法、冷凍保存に関しては、

以上がポイントです。

干し柿は手間暇かけて作られている食品なので、無駄にしてしまうことのないように、これらの方法で上手に保存して、最後までおいしく食べていただければ幸いです。