冬のフルーツといえば、やはりみかん。
最近は冬だけでなく、ハウス栽培のおかげで夏でも食べられるようになって、ますます身近な存在になりましたね。
そんな身近なフルーツだからこそ、正しい保存方法を知らなかったりもするのではないでしょうか。
この記事では、みかんの賞味期限や常温保存、冷蔵保存、冷凍保存などの保存方法について説明します。
目次
みかんの賞味期限
みかんの賞味期限は、
- 常温で保存すると約2週間~1ヵ月
- 冷蔵庫の野菜室で保存すると約1ヵ月
です。
しかし、みかんの保存状態や、傷んだみかんが近くにある場合などは上記の賞味期限内であっても腐ってしまうこともあります。
汁が出て柔らかくなっている場合や、カビが大部分に生えてしまっているような場合は腐っていますので食べないようにしましょう。
ほんの少し柔らかくなっているだけで他に傷んでいる様子がない場合や、皮のごく小規模の範囲にうっすらカビが生えているだけの場合は、食べられることもあります(カビは洗えばとれます)。
状態をしっかり観察して、食べられるか食べられないかの判断をしてくださいね。
みかんの保存方法
続いて、みかんの保存方法について説明します。
冒頭にも述べましたが、みかんは冬だけでなく、夏にも食べることができるようになったため、保存方法についても夏と冬に分けて説明します。
夏の保存方法
夏は気温が高くなるため、できるだけ冷蔵庫で保存するようにしましょう。
みかんを冷蔵庫で保存する際には、乾燥を防止するために1つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋やポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
そのとき、できるだけみかんのヘタ部分が下になるようにして保存してください。
冷蔵庫に野菜室が備わっていない場合、みかんの保存適温は5~8℃ほどとされているので、チルド室よりも普通の冷蔵室で保存することをおすすめします。
保存中は度々みかんの状態を確認し、傷んでいるみかんがあれば取り除きます。
近くに傷んでいるみかんがあると他のみかんも傷みやすくなってしまうので、少し面倒ではありますが、しっかり確認してください。
みかんは短期間の冷蔵保存だと甘味が増しますが、長期間になると酸味が増す傾向にあります。
そのため、冷蔵保存をしているみかんはできるだけ早く食べましょう。
冬の保存方法
冬は気温が低いため、みかんを常温で保存することができます。
みかんを常温で保存する際は、
- 段ボールを用意して、丸めた新聞紙を底に敷く(※みかんを箱買いし、その箱を保存に使う際は、1度干して乾燥させてから利用することをおすすめします)
- ヘタ部分を下にしてみかんを詰める
- みかんの上にみかんを重ねる際は、間に新聞紙を挟んでから重ねる
- 一番上に新聞紙を置き、段ボールのフタは開けたままにしておく
以上の方法で、日が当たらず風通しの良い冷暗所で保存します。
暖房の影響も考えると、廊下や玄関などに保存するのがおすすめです。
常温で保存する際も、度々みかんの状態を確認し、傷んでいるみかんがあればすぐに取り除くようにしてください。
また、底にあるみかんの方が他のみかんの重みがかかって傷みやすいので、できるだけ底にあるみかんから食べるか、ときどき上下を返して保存しなおすようにするのも大切です。
みかんは冷凍保存できる?
みかんは冷凍保存が可能なフルーツです。
そのため、みかんが食べきれない場合は、冷凍保存も視野にいれましょう。
みかんの冷凍保存方法
みかんを皮つきのまま冷凍する際は、
- みかんを丸ごとのまま冷凍庫に入れて凍らせる
- みかんを1度取り出して水にくぐらせ、金属のトレイなどに入れて再冷凍する(※水で膜を作って冷凍することでおいしさを長持ちすることができるので、水にくぐらせたあとに水分を拭きとってはいけません)
- みかんが凍ったら、ジッパー付き保存袋に入れてそのまま冷凍しておく
以上の方法で冷凍しましょう。
また、皮を剥いてから冷凍したい場合は、みかんの皮や筋を綺麗に取り、1つずつラップに包んで、さらにジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。
冷凍保存の期間
冷凍保存の期間は、皮つきのみかんも皮無しのみかんも約1ヵ月です。
1ヵ月を過ぎても食べることはできますが、おいしく食べたい場合は1ヵ月以内に食べるようにしましょう。
冷凍したみかんの解凍方法
冷凍したみかんを解凍する場合は、冷蔵庫に移して自然解凍をしてください。
また、解凍せずに凍ったまま冷凍みかんとして食べるのもおすすめですし、半解凍の状態で食感を楽しみながら食べるのもおすすめです。
皮を剥いた状態で冷凍したみかんは、解凍せずにそのままミキサーに入れてオレンジジュースにしてもおいしいですよ。
みかんのベストな保存方法
みかんの保存方法について、冷蔵保存と常温保存のどちらがいいかというと、冷蔵保存だとみかんが乾燥してしまう恐れがあるため、基本的には常温保存の方が優れた保存方法といえます。
しかしながら冬は気温が低いので常温保存ができるとしても、夏は気温が高いので常温での保存は適していません。
そのため、夏は冷蔵庫での保存がおすすめです。
このようにみかんのベストな保存方法は、季節や状況によって異なります。
また冷蔵保存と常温保存だけの話ではなく、冷凍みかんとして食べたいのであれば冷凍保存がベストな保存方法といえます。
みかんの保存方法まとめ
みかんの賞味期限や保存方法、冷凍保存に関しては、
- みかんの賞味期限は常温保存だと約2週間~1ヵ月、冷蔵保存だと約1ヵ月
- みかんを夏に保存する場合は1つずつ新聞紙などに包み、ビニール袋に入れて野菜室で保存
- みかんを冬に保存する場合は、段ボールに丸めた新聞紙を敷き、みかんをヘタが下になるように入れて冷暗所で保存
- みかんを丸ごと冷凍保存する場合は1度みかんを凍らせたら取り出し、水をくぐらせて再冷凍して保存
- みかんの皮を剥いて冷凍保存する場合は、1つずつラップに包み、さらにジッパー付き保存袋に入れて冷凍
- みかんの保存方法としては、冷蔵保存よりも常温保存がおすすめ
- しかしみかんのベストな保存方法は季節や状況によって異なる
以上が大まかなポイントです。
甘くてジューシーなみかんですから、腐らせてしまうことなく最後までおいしく食べきってくださいね。