野菜・根菜

大根の賞味期限・保存方法は?冷蔵庫と常温どっちが長持ちする?

大根 保存方法

年中食卓で大活躍する大根ですが、冬になると旬を迎え、これからの時期にはますます登場する機会が増えますよね。

メインのおかずとしても使えるのはもちろん、すりおろして魚やお肉の付け合わせにしたりもできる万能な食材ですが、丸々1本購入してしまうとなかなか使い切れず、冷蔵庫の中で萎びさせてしまった経験がある方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、大根の賞味期限や保存方法、冷蔵庫と常温、どちらの保存方法が長持ちするのかについて説明します。

大根の賞味期限

最初に、大根の賞味期限について、生の大根と細かくカットした大根、煮物にした大根の順に説明していきます。

生の大根

生の大根の賞味期限は、

  • 冷蔵庫で保存すると約10日~2週間
  • 常温で保存すると(冬場のみ)約2週間

です。

しかし、大根をそのまま冷蔵庫に入れただけなど、適切な方法で保存しない場合は、さらに賞味期限が短くなります。

時間が無くて処理を済ませずにそのまま大根を冷蔵庫に入れてしまったというような場合は、できるだけはやめに食べきるようにしましょう。

カットした大根

いちょう切りや千切りなどに細かくカットした大根の賞味期限は、冷蔵庫で保存すると約2~3日です。

カットした断面が多いほど劣化が進む傾向にあり、さらには切った際に雑菌が付着していた場合にも劣化が早くなってしまうので注意してください。

煮物の大根

煮物にした大根の賞味期限は冷蔵庫での保存で約3~4日とされています。

味付けの濃さや一緒に入っている他の具材によっても実際の賞味期限は異なるので、たとえ上記の賞味期限の範囲内であっても、食べる際には必ず状態を確かめて食べるようにしましょう。

大根の保存方法

続いて、大根の保存方法について説明します。

生の大根(冷蔵保存)

生の大根は、葉がついているままだと萎びてしまいやすいので、葉の部分を切り落として、それ以外の白い部分を2~3等分にし、キッチンペーパーや新聞紙で全体を包んだら、さらにポリ袋かジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。

その際、冷蔵庫に縦のスペースがある場合は牛乳パックや2ℓのペットボトルを半分に切ったものに上記の処理をした大根を入れ、立てて保存することをおすすめします。

これは、“畑で育ったままの状態で保存した方が野菜が長持ちする”という理由から推奨されている保存テクニックなので、ぜひ試してみてください。

また、切り落とした葉の部分が長く、漬物や菜飯などに利用できるというような場合は、葉についても切り口にキッチンペーパーを当て、さらにポリ袋やジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で(できれば立てて)保存しておきましょう。

生の大根(常温保存)

生の大根を保存する場合は、基本的には冷蔵庫での保存がベストですが、大根の保存適温が0~5℃のため、冬の時期の冷暗所に限って常温保存も可能です。

常温で保存する場合は、葉の部分を軽く茎が残るくらいの短さに切り落としてから新聞紙で全体を包み、立てかけた状態で冷暗所で保存をしてください。

土付きの大根の場合は、土を洗い落としたりせず、土をつけたまま新聞紙に包んで保存しましょう。

また、大根を深く掘った土の中に埋めて保存する方法や、雪の中に埋めて保存する方法もあります。

これらの保存方法の場合、数ヵ月単位で保存ができるので、家庭菜園をやっていて畑のスペースがあるという方や雪が積もる地域に住んでいるという方はぜひ1度試していただきたい保存方法です。

カットした大根

細かくカットした大根は、清潔な密閉容器やジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫で保存してください。

また、カットした大根は冷凍保存もおすすめです。

食感は若干異なりますが、そのままジッパー付き保存袋に入れるだけで冷凍保存ができ、約1ヵ月の保存が可能になるのでかなりおすすめの保存方法です。

料理に使う際には解凍せずに凍ったまま使用してください。

特に大根を煮物にするときには、1度冷凍させた大根を使用する方が、味が染み込みやすくなるため、おいしい煮物を作ることができます。

煮物の大根

煮物の大根は、タッパーなどの清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。

容器から大根を取り出す際には、必ずその他の何にも触れていない清潔な箸などを使うのも長持ちをさせる大切なポイントです。

大根は冷蔵庫と常温どっちで保存するのが長持ちする?

大根を保存する場合、冷蔵庫と常温のどちらが長持ちするかは、一概には言えませんが、

  • 夏場は適切な方法での冷蔵保存
  • 冬場は同じく適切な方法・冷暗所での常温保存

が長持ちする保存方法といえます。

季節によって異なるという点を意識して、保存方法を選択するようにしてください。

大根の保存方法まとめ

大根の賞味期限や保存方法に関しては、

要点まとめ
  • 生の大根の賞味期限は約10日~2週間、カットした大根は約2~3日、煮物の大根は約3~4日
  • 大根を保存する場合は、キッチンペーパーに包んで、さらにジッパー付き保存袋に入れ、冷蔵庫で保存
  • 冬の季節の冷暗所に限って常温保存も可能
  • 夏場は冷蔵庫での保存、冬場は常温での保存が長持ちする保存方法

以上が大まかなポイントです。

これらの方法で大根を上手に保存すると、丸々1本購入した場合でも傷ませずに全て食べきることができますので、ぜひお試しいただければ幸いです。