食感も良く栄養も豊富で、サラダにも鍋物にも使える水菜。
さらには、スーパーで度々安売りされているということもあり、よく買っているという方も多いのではないでしょうか。
栄養の豊富さや料理への汎用性の高さ、価格の安さなど、何かと優れている水菜ですが、反面、あまり長持ちがしないという短所もあります。
この記事では、日持ちのしにくい水菜を上手に保存する方法や賞味期限、冷凍保存の方法について説明します。
目次
水菜の賞味期限
水菜の賞味期限は約3日~10日です。
賞味期限の範囲が広いのは、水菜の保存方法によって期限が変わるためです。
詳しくは、次の水菜の保存方法の項目で説明します。
また、水菜を買ったときの鮮度や家に持ち帰るまでの状態などから、上記の賞味期限内であっても水菜が傷んでしまって食べられないこともあります。
水菜から水分が出て、葉や茎が溶けていたり、異臭がしたりする場合などは、腐っている可能性があるので食べないようにしましょう。
水菜の保存方法
水菜は常温保存もできますが、暑さなどからすぐに傷んでしまうので、基本的には冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵庫で保存する方法には、水菜をそのまま保存する方法と、カットして保存する方法の2つがあります。
水菜をそのまま冷蔵庫で保存する方法
水菜をそのまま冷蔵保存する場合は、軽く濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などで包み、ポリ袋やビニール袋に入れて軽く口を閉じてから、立てて冷蔵庫の野菜室で保存します。
水菜を立てて保存するのは、水菜を畑で育ったままの状態にして保存するためです。
立てて保存すると、鮮度が長持ちするほか、水菜が曲がって伸びてしまうことを防止することもできます。
2リットルのペットボトルを半分に切って(切り口で怪我をしないように注意)、そこに水菜を立てて保存するか、口の広いコップなどに立てて保存すると、簡単に立てたまま保存することができるのでおすすめです。
また、保存している間は、ときどきキッチンペーパーや新聞紙が乾いていないかを確認し、乾いていたら再度濡らすか、新しいものに交換するようにしましょう。
この方法で水菜を保存すると、賞味期限は約3~4日となります。
水菜をカットして冷蔵庫で保存する方法(日持ちする保存方法)
水菜をカットして冷蔵保存する場合は、以下の方法で保存しましょう。
- 水菜を洗い、土などを落とす
- 水菜を好みのサイズにカットして、水に1~2分ほど浸ける
- ザルにあげ、キッチンペーパーなどで水気をとる
- タッパーなどの密閉容器の底にキッチンペーパーを敷き、その上に水菜を乗せる
- さらに水菜の上からフタをするようにキッチンペーパーを置いて、タッパーのフタをして、冷蔵庫で保存
保存の間は、ときどきキッチンペーパーが湿っていないかを確認し、湿っていたら新しいキッチンペーパーに交換するようにしてください。
この方法で保存すると、賞味期限は約8~10日となります。
水菜をそのまま保存するよりもこちらの方が長持ちするので、冷蔵庫で長期保存したい場合には、こちらの方法で保存すると良いでしょう。
水菜は冷凍保存できる?
水菜は冷凍保存が可能な食材です。
しかし、冷凍してしまうと食感が変わるので、生で食べることはあまりおすすめできません。
そのため、水菜を冷凍する際には、加熱して使うことを想定して冷凍しましょう。
水菜を冷凍保存する方法は、生のまま冷凍保存する方法と、軽く茹でてから保存する方法があります。
水菜を生のまま冷凍保存する方法
水菜を生のまま冷凍保存する際は、水菜を洗い、キッチンペーパーなどで水気を取ってからカットして、ジッパー付き保存袋に入れて保存します。
その際、冷凍庫に入れて2~3時間ほど経ってから水菜を袋ごと軽く揉むようにしてほぐし、再度冷凍庫に入れると、水菜同士がくっつかずにバラバラにほぐれ、使いたい分だけ取り出すことができるのでおすすめです。
水菜を茹でて冷凍保存する方法
水菜を茹でてから冷凍保存する場合は、さっと数十秒ほど茹でて、水気を絞ってカットし、一度に使う分だけ小分けにしてラップで包んで、さらにジッパー付き保存袋に入れて保存します。
茹でてから冷凍保存すると、冷凍庫での幅もあまり取らず、すっきり保存することができます。
冷凍保存の期間
冷凍保存の期間は約1ヵ月です。
しかし、よりおいしく食べたい場合は約2~3週間ほどで食べきることをおすすめします。
解凍方法
冷凍した水菜は、基本的には解凍せずに凍ったまま料理に使用してください。
どうしても解凍してから使いたい場合は、流水で解凍しましょう。
水菜のベストな保存方法
水菜のベストな保存方法は、状況によって異なりますが、水菜を食べたいサイズにカットしてからキッチンペーパーで水菜の上下を挟み、冷蔵庫で保存する方法がベストな保存方法といえます。
上記の方法で保存すると、水菜のシャキッとした食感が保て、かつ長く保存ができるからです。
しかし、さらに長期間水菜を保存したいという方には、冷凍保存がベストな保存方法となります。
どのくらいの期間、どんな状態で保存したいかによってベストな保存方法も多少変わりますので、保存する前にそういったことを考えて保存方法を選択することをおすすめします。
水菜の保存方法まとめ
水菜の賞味期限や保存方法、冷凍方法に関しては
- 水菜の賞味期限は約3~10日(保存方法によって異なる)
- 水菜をそのまま冷蔵保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーなどで包んでからポリ袋に入れ、軽く口を閉じて、立てて野菜室で保存
- 水菜をカットして冷蔵保存する場合は、カットした水菜の上下をキッチンペーパーで挟んでタッパーなどの密閉容器に入れて保存
- 水菜を生のまま冷凍保存する場合は、水気を取ってからカットして、ジッパー付き保存袋に入れて保存
- 水菜を茹でて冷凍保存する場合は、さっと茹でてからカットしてラップで包み、さらにジッパー付き保存袋に入れて保存
- 冷凍した水菜の保存期間は約1ヵ月
- 冷凍した水菜は凍ったまま料理に使用するか、流水で解凍をする
- 水菜は、カットしてから冷蔵保存する方法がベストな保存方法といえる
となっています。
いろいろな食材に使える水菜だからこそ、適切に保存して美味しくいただきたいですね。