自分たちで買って食べるだけでなく、お歳暮などの贈り物としていただくことも多いカニ。
冬の大定番のごちそうですから、いただいて喜ばない人はいないですよね。
しかし、少し困ってしまうのが賞味期限や保存方法ではないでしょうか。
普段から慣れ親しんでいる食材ではないため、いつまで食べられるのか、どういう方法で保存したらいいのか、などが分からない方も沢山いらっしゃると思います。
この記事では、そういった方たちのためにも、カニの賞味期限・保存方法について、生・冷凍・ボイル別に説明します。
目次
カニの賞味期限
最初に、カニの賞味期限(消費期限)について説明します。
基本的には、商品の箱、同封されているパンフレットなどに掲載されている賞味期限を厳守してもらうのが前提ですが、以下では一般的に考えられている、または設定されていることの多い賞味期限を説明します。
生カニ(活きカニ)の賞味期限
生カニ(活きカニ)の賞味期限は、当日中です。
かなり賞味期限が短いので、当日中に食べきれない場合はボイルしておくと賞味期限が少し延びます。
ボイルカニの賞味期限
ボイルカニの賞味期限は、冷蔵庫で保存をして、約2日です。
4日程度日持ちするという声もありますが、基本的には約2日と考えておいてください。
冷凍カニの賞味期限
- 生の冷凍カニの賞味期限は、解凍しないままで約1ヵ月
- ボイルの冷凍カニの賞味期限は、同じく解凍しないままで約2~3週間
です。
しかし、おいしさを重視したいのであればできるだけ早く食べることをおすすめします。
また、生・ボイルの冷凍カニを解凍した場合の賞味期限は冷蔵保存で当日~2日とされています。
カニの保存方法
続いて、カニの保存方法について説明します。
カニの保存方法に関しては、こちらで説明する方法以外に、購入した際に同封されているチラシなどに購入先の店舗が推奨している保存方法が記載されていることも多いので、そちらも参考にしながら保存することをおすすめします。
生カニ(活きカニ)の保存方法
生カニ(活きカニ)は、保存ができません。
生カニを当日中に食べきることができず、保存をしたい場合はボイルして冷蔵保存をしてください。
カニをボイルする場合は、
- カニを水洗いする
- カニ全体が入る大きさの鍋に、水と塩で海水よりも少し濃い塩水を作り、沸騰させる
- ②のお湯に①のカニを、甲羅を下にした状態で入れ、約15~20分ほどボイルする
※ボイルする際は、カニ味噌が流れ出してしまわないように必ずカニの甲羅を下にして湯に入れてください。
※茹で時間はカニの種類や重さによって異なりますが、基本的にタラバガニや毛ガニは約15分、ズワイガニは約15~20分とされています。
以上の手順でボイルします。
ただし、これはカニ全般の手順であって、カニによっては茹でる前に水を張ったボウルにつけて動かなくなってから茹でる、など、別の手順があることもあります。
詳しく知りたい場合は購入先に相談をすると良いでしょう。
ボイルカニの保存方法
ボイルカニを保存する場合は、カニをラップで2~3重巻きにしてビニール袋に入れ、冷蔵庫で保存します。
カニを乾燥させないというのがポイントなので、ラップが無ければ濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などでも代用ができます。
上記の方法だけでは汁漏れが不安、という方は、さらにトレイや皿にビニール袋に入れた状態のカニを乗せて保存しても構いません。
冷凍カニの保存方法
冷凍カニを解凍せず、冷凍で保存する場合は、購入先で包装されている状態のまま、冷凍庫に入れて保存してください。
包装を取ってしまった場合や、簡易包装のみがされていたような場合は、カニをラップで2~3重巻きにし、ビニール袋に入れて冷凍保存しましょう。
また、冷凍カニを解凍して、冷蔵庫で保存する場合も、上記と同じく2~3重巻きのラップとビニール袋で冷蔵保存をします。
カニの保存方法まとめ
カニの賞味期限や保存方法に関しては、
- 生カニ(活きカニ)の賞味期限は当日中
- ボイルカニの賞味期限は冷蔵保存で約2日
- 生の冷凍カニの賞味期限は冷凍したままで約1ヵ月
- ボイルの冷凍カニの賞味期限は冷凍したままで約2~3週間
- 冷凍カニを解凍した場合の賞味期限は当日~2日
- 生カニ(活きカニ)は保存ができない
- ボイルカニを保存する場合はラップで2~3重に包み、さらにビニール袋に入れて冷蔵庫で保存
- 冷凍カニを解凍して冷蔵保存する場合もラップで2~3重に包み、さらにビニール袋に入れて冷蔵庫で保存
- ベストな保存方法はカニの状態や食べるまでの日数によって異なる
以上が大まかなポイントです。
せっかくのカニですから、適切な方法で保存して賞味期限を守り、おいしい状態で最後まで食べきってくださいね。