匂いや味に少しクセはあるけれど、それがなんともたまらない銀杏(ぎんなん)。
お子様は茶碗蒸しに入れて、大人はシンプルに塩だけをつけて、など、色々な食べ方ができるのもポイントですよね。
しかし、殻に包まれているため、賞味期限の判断をしにくい食材でもあります。
この記事ではそういった方たちのために、ぎんなんの賞味期限や保存方法、冷凍保存について説明します。
目次
ぎんなんの賞味期限・消費期限
ぎんなんの賞味期限は約1週間~1ヵ月です。
賞味期限に幅があるのは、保存方法によって異なるためです。
常温で保存すると賞味期限が短く、冷蔵で保存すると賞味期限が長くなります。
詳しくは次の保存方法の項目で説明します。
これらの賞味期限はあくまで目安なので、賞味期限を過ぎて食べられる場合も十分にあります。
しかし、殻に黒いカビが生えている場合や、実の水分が抜けて固くなってきている場合、また、実が変に柔らかくなっているような場合は腐っている可能性が高いので、勿体ないとは思いますが食べないようにしてください。
ぎんなんの保存方法
ぎんなんは、常温でも、冷蔵でも保存ができます。
常温保存をする場合と冷蔵保存をする場合に分けて説明します。
常温で保存する際の保存方法
ぎんなんを常温で保存する場合は、殻つきのまま新聞紙やキッチンペーパー、ネットで包み、風通しの良い冷暗所で保存してください。
思わずポリ袋などに入れてしまいそうになるかもしれませんが、通気性を良くするためにも、必ず新聞紙などで包むようにしましょう。
ぎんなんを常温保存する際の賞味期限は1週間程度になります。
冷蔵で保存する際の保存方法
ぎんなんを冷蔵で保存する際は、殻つきのまま、水で軽く濡らした新聞紙やキッチンペーパーで包み、さらにジッパー付き保存袋に入れて保存してください。
新聞紙やキッチンペーパーはたびたび確認し、乾いていたら再度水で濡らすか、新しい新聞紙などに取り替えるようにしましょう。
しかし、新聞紙を濡らしすぎてしまうとカビが生えてしまう恐れもあるので、軽く湿らせる程度にしておいてください。
ぎんなんを冷蔵保存する際の賞味期限は約1ヵ月です。
上手く保存できれば2~3ヵ月ほど持つという声もありますが、基本的には賞味期限は約1ヵ月程度と考えておくと確実です。
ぎんなんは冷凍保存できる?
ぎんなんは殻がついている場合も、殻を取って実だけになっている場合も、冷凍保存が可能です。
殻つきのぎんなんの冷凍方法
殻のついているぎんなんはそのままジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存してください。
冷凍保存の期間は約2~3ヵ月です。
殻つきのぎんなんは冷凍期間が長くなってしまうと実が固くなってしまうこともありますので、長期保存はあまり向いていません。
しかし何の手間もかけずに冷凍することができますので、楽に冷凍したい方にはこちらの方法がおすすめです。
解凍する際は、殻をペンチや金槌などで割って割れ目を入れ、電子レンジで解凍するか、殻をむいてから茹でて解凍してください。
実だけのぎんなんの冷凍方法
実だけのぎんなんは、塩茹でをしながら、鍋の中でぎんなんを転がして薄皮を取り、水気を取って1度に使う分だけ小分けにしてラップに包み、さらにジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存します。
冷凍保存の期間は約半年です。
少々手間はかかりますが、おいしさを保ったまま長期保存ができます。
こちらのぎんなんを料理に使う場合は、解凍せず凍ったまま使用しましょう。
解凍の手間がいらないので、使いたいときにすぐに使うことができるのがポイントです。
ぎんなんのベストな保存方法
ぎんなんのベストな保存方法は、状況によって異なります。
1ヵ月程度保存したいのであれば、冷蔵保存が良いでしょう。
2ヵ月以上保存したい場合や、少しずつ使いたいというような場合は冷凍保存がおすすめといえます。
このように、状況によってベストな保存方法は変わりますので、状況に合った保存の方法を試してみてください。
ぎんなんの保存方法まとめ
ぎんなんの賞味期限や保存方法、冷凍保存に関しては
- ぎんなんの賞味期限は約1週間~1ヵ月程度(保存方法によって異なる)
- ぎんなんを常温保存する際は新聞紙などに包み、風通しの良い冷暗所で保存
- ぎんなんを冷蔵保存する際は水で軽く湿らせた新聞紙などに包み、さらにジッパー付き保存袋に入れて保存
- ぎんなんは殻つき、殻なし共に冷凍保存が可能
- 殻つきのぎんなんはそのままジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存
- 殻つきぎんなんの冷凍保存期間は約2~3ヵ月
- 殻つきぎんなんは殻を割ってから電子レンジで解凍するか、殻をむいてから茹でて解凍
- 実だけのぎんなんは塩茹でして薄皮を取り、小分けにしてラップに包み、さらにジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存
- 実だけのぎんなんの冷凍保存期間は約半年
- 実だけのぎんなんは凍ったまま料理に使用できる
- ぎんなんのベストな保存方法は状況によって異なる
以上がポイントです。
これらの方法でぎんなんを上手に保存して、少しでも長く秋の味覚を楽しんでいただければ幸いです。